人間の声を聞くAmazonの知的なチューブ型スピーカーであるEchoに関する、新たな機能が明らかとなった。ついに音声で買い物の依頼を受け付けるようになった。例えば、ペーパータオルが欲しいと言うと、その要望を理解し、実際にペーパータオルの注文を出す。ただ、これはプライムメンバー限定の機能で、プライム対応の商品しか注文することができない。また、アメリカ国内の請求先とアメリカで対応している支払い方法を持つ人に限定される。
知的なシリンダー型のデバイスに要望を伝えるのは、Wake(起動)の合図を言い、欲しい商品を再発注するよう伝えるだけだ。この機能は、毎回買っているいつもの商品の再注文を簡単にするための機能であり、全ての買い物の代替手段ではなく、表向きは生活を便利にするための機能という位置づけだ。
ただ限度はあるが、新しい商品も注文することもできる。Echoは過去に注文した商品の履歴から該当する商品を見つけれらない場合、「Amazonのおすすめ」として、特定の商品と値段の詳細を表示し、選択肢を示してくれる。新しい依頼に対応しているのとは少し違うが、過去の注文履歴になくても、さもあるかのように依頼をすれば、該当商品を探し出してきてくれる。
Echoが最初に発表された時、Greg Kumparak記者は、それはAmazonのEコマースの陰謀を秘めたチューブであると称した。オンラインストア大手のAmazonはこれまで、Echoの本性を明らかにしてこなかったが、今回の動きは少しずつそれに近づいているように思う。認証コードのオプションが付けられるようになれば、私は彼らにその道を突き進み、話すだけで欲しい物を購入できるようにしてほしいと思う。今回のバージョンが上手く機能すれば、そのようになるのも時間の問題だろう。
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