Apesterがオンラインパブリッシャー向けにStory Stripを発表

デジタルパブリッシャーがコンテンツにインタラクティブな機能を追加するのを支援するApester(エイプスター)がStory Strip(ストーリーストリップ)という新しいフォーマットを展開している。

CEO兼共同創業者のMoti Cohen(モティ・コーエン)氏によると、Story StripはSnapchatとInstagramで普及したストーリーのフォーマットをモデルにしたという。コーエン氏はストーリーについて「モバイルエクスペリエンスにぴったりの」数少ないコンテンツタイプだと強調した。読者向けに高速でインタラクティブな体験を提供できるからだ。

SNSの世界からフォーマットを持ち出し、パブリッシャーが記事にストーリーストリップを埋め込むことができるようにし「Apester はメディア企業が新しい視聴者や若い視聴者を獲得する方法を開拓する」とコーエン氏は述べた。

ストーリーストリップは、NTVB MediaのポップカルチャーとエンターテイメントのウェブサイトであるTV Insiderで見ることができる。ストーリーストリップによって一つひとつの記事がストーリーにまとめられて回転表示される。読者が興味のあるストーリーを選択すると、ハイライトが要約されたスライド数枚をスワイプして読めるようになっている。

コーエン氏によると、ストーリーストリップはパブリッシャーの編集チームが作成することも、Apesterが記事に基づいて自動的に生成することもできる。 広告を含めることもできるため、サイト運営者にとって新たな収益化の機会が生まれる。実際、Apesterを利用して以来、TV Insiderの1日の売り上げは2倍になったという。

パブリッシャーが有料課金などの広告以外のビジネスモデルを検討する際に、どんなコンテンツウィジェットを選べばいいのか。コーエン氏は、ビジネスモデルが変化しても「ブレンドが重要になる」と言う。

パブリッシャーがユーザーと関わり、その行動に関するデータを収集できるようにすることで「Apesterによって、すべての視聴者をそれぞれにあった方法でマネタイズの対象にできる。ユーザーとの関係を利用するだけでなく、その内容を理解して正しいアクションにつなげることができる」。

画像クレジット:Apester

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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