Appleは会計2013年度に15件の買収を完了したことを、CEO Tim Cookが第4四半期投資家向会見で明らかにした。この1年間は3~4週間に1度買収した計算になる。
われわれがこの内8件しか知らないということは、まだ7件あるということだ。Appleは、同社が必要とする技術や、自社のハードウェアまたはソフトウェアに統合したい製品を開発した会社の小規模な買収を行うことが多い。Appleの有名な、〈買収「確認」テンプレート〉にはそれを示唆する内容が書かれている。「Appleは時として小さな技術系企業を買収するが、当社の目的あるいは計画については通常公表しない」。
Appleが2013年に行った買収のうち、現在わかっているものは以下の通り。
- WiFiSlam ― 室内位置情報会社で、AppleはiBeacon開発におけるマッピング技術に統合した、あるいはする可能性が高い。 WiFiSLAMテクノロジーをさらに探究することによって、Appleが数億台のiPhoneにすでに塔載されている技術の活用に必要なものすべての実現が近づく。
- Locationary ― カナダ拠点のスタートアップで、企業情報と位置データの整理統合に注力している。Appleのマップにおける最大の問題が人気スポットデータであることを踏まえれば当然の買収だ。
- Hopstop.com ― 乗換・徒歩案内の会社で、Appleが自社マップアプリに独自の乗換案内を開発する際に活用できる。同アプリは第1版では案内機能を入れずに公開したことで知られており、iOS 7で徒歩案内を加えた。Hopstopはそれに貢献した可能性がある。
- Passif Semiconductor ― 低消費電力チップメーカー。Appleは、Bluetooth LEを使用している自社のiBeacon技術の改善または拡張に利用できる可能性が高い。Apple TVの最新ソフトウェアでは、類似のテクノロジーを使ってiPhoneから直接設定を送り込める。
- Matcha ― この買収は、Appleのジーニアスを、iTunesムービーおよびおそらくiRadioのためのメディアやマーケティングに活用することが狙いと思われる。
- Embark ― iOSの人気交通案内アプリ
- AlgoTrim ― データ圧縮会社で、携帯電話料金が高価でデータが貴重な国々で、Appleの販売を支援することが可能。
- Cue ― スマート・アシスタントの会社。Appleは、Siriおよび ‘Today’ を強化し、Google Nowと対抗するために買収したと思われる。
他の案件についても調査中だ。何か情報があれば、、、われわれのドアは常に開かれている。
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(翻訳:Nob Takahashi)