Apple、iMacと共にアクセサリも刷新。トラックパッドにForce Touchを搭載

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Appleの今日の発表で RetinaディスプレイのiMacを紹介すると共に、コンピューター用の主要アクセサリーの製品ラインもアップデートしたと伝えている。Bluetoothのキーボード、マウス、トラックバッドの周辺機器を「全面刷新」した。

新iMacを購入すると新しいキーボードとマウスが付属品として含まれているが、個別にも販売している。ただしiMacの購入者でトラックパッドも入手したい場合は別途オプションを選択する必要がある(価格は129ドル)。

Magic Keyboard、Magic Mouse 2、Magic Trackpad 2は、充電式のリチウムイオン電池を内蔵するデザインに変更している。インターフェイスの操作を滑らかに保つために、使い捨ての電池を供給する必要がなくなる。Appleの「より頑強な内部構造」が何を指しているのかは良く分からないが、「品質の高さを感じる」ことができるという。

新しいMagic Trackpad 2の最も注目すべきことは、AppleがForce Touchのインターフェイスの仕組みを初めてデスクトップのハードウェアに搭載したことだ。AppleはForce Touchのトラックパッドを3月に発売したRetina MacBook Proには搭載している。(iPhoneのモデルには、この機能の完全版である「3D Touch」を搭載しているのは周知の通りだ。)

Force Touch機能がようやくiMacのユーザーにも浸透するようだ。少なくともAppleのアクセサリを購入する人たちにはということだが。

Force Touchの技術は、Appleが以前のトラックパッドのモデルで採用していた機械的なクリックの仕組みの代わりに、ソフトウェアで創りだすユーザーがコントロール可能なクリック効果に置き換える。これは、触覚へのフィードバックと連動するかすかな振動で物理的なクリックの感覚を再現する。

他のApple端末に搭載しているForce Touch同様、iMacのユーザーも圧力を検知して作動する幅広いUIのインタラクションを利用できるようになる。例えば、素早く言葉の意味を調べたり、ファイルのプレビューを見たり、住所から地図を出したりできる。

新トラックパッドの表面積も従来のものより広くなっているという(Appleによると29%広い)。

キーボードとマウスに関しては、Appleの新しいワイヤレスキーボードは少し小さくなっている。デスクトップの場所を13%も節約できるそうだ。(キーの「シザー構造」と低くなったフォルムのため)。Magic Mouse 2は「軽く、頑丈」とし「よりスムーズな動き」を実現するために底面を改良している。

それぞれのアクセサリは、親機となるMacのハードウェアにLightning – USBの充電ケーブルで接続すると自動でペアリングを行う。Appleはそれぞれの周辺機器はフル充電した場合「一ヶ月かそれ以上」使えるという。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

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TechCrunch Japan

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