去る2015年10月、Appleは長年待ち望まれていたApple TVの新ハードウェアを発売した ― ピカピカの新Apple TVリモコンと共に。リモコンに話しかけて音声コマンドを発行したり、トラックパッドをフリックしてすばやく操作することができる。
しかし、長年のApple TVユーザーはすぐに異変に気付いた。AppleのiPhone用リモコンアプリ、Remoteは新しいApple TVの新機能に対応していなかった。Remoteは、専用リモコンが不得意な操作をするのに便利だった。基本機能(iPhoneをキーボードにする)は使えるようになったものの、その他の嬉しい新機能はない。
どうやら近々それが変わりそうだ。John Gruberとのインタビューで、AppleのEddy CueとCraig Federighiが、Remoteアプリのアップデートについて詳細を語った。
Eddy Cue:リモコンアプリは新しくなった…iPhoneがあればiPhoneのキーボードを使える。
Craig Federighi:実はそれだけではない…iPhoneのSiriでApple TVを操作できる。これは大きなアップグレードだ。
Gruber:でも、Apple TVにつなぐiPhoneのリモコンアプリは今もあるよね?
Eddy:ある。しかしCraigが言ったように、キーボードにしかならない…新しいアプリは、Apple TVリモコンの持つ機能をすべて持っている。例えばSiriも。
Craig:そしてもちろん、リモコンのトラックパッド機能もある ― 同じことがiPhoneでできる。完全なリモコンの置き換えだ。
Gruber:ゲームでも使えるのか?2プレーヤーゲームで、一人がiPhone、もう一人がリモコンを使う。
Eddy:そう、まさにその通り。一人がリモコン、一人がiPhone。
CueとFederighiが、社内の新しい情報についてここまでオープンに話したことは、かなりの驚きだ。伝統的にAppleはどんな小さなことでも鍵をかけた部屋にしまってきた。このこととiOSベータ版の一般公開を合わせてみると、Appleの中の誰かが「たぶん…たぶん〈そんなに〉秘密にする必要はないのだろう」と言っているようにも見える。
実際の会話を聞きたい人は、今週のGruberのThe Talk Showを見ると、ビデオの22:10あたりからこの話題が始まる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)