Appleが選んだ今年のApp Storeトップ賞は外国語学習のDuolingoとフラットデザインのゲームへ

Appleがさきほど、毎年恒例の、iTunesとApp Storeの“Best Of”を発表した。今年のトップの中には、外国語の学習やちょっと変わったデザインのゲームなど、珍しい種類のアプリもある。

iPhoneとiPadのGames of the Yearはどちらも、6月にApple Design賞を受賞している。iPhoneのRidiculous Fishing: A Tale of Redemption(Vlambeer制作)は、そのフラットなデザインで他の釣りゲームを圧し、iPadのトップゲーム、FroglandのBadlandは贅沢なHDグラフィクスでおどろおどろしい雰囲気を作り出している。iPadのApp of the Yearに選ばれたDisney Animatedは、対話的機能とビデオクリップを使って、Walt Disney Animation Studioによる53本のムービーすべてのメイキングを見せた。

iPhone App of the Yearに選ばれたDuolingoは、気軽なアクセス性で外国語の学習に革命をもたらした一連のアプリの中で、最初にして最良の製品だ。〔お手本になりつつあるDuolingo。〕

Appleが毎年選ぶトップアプリは、ダウンロード数や売れ行きとは無関係である。

ダウンロード数で上位に来るアプリは、当然ながらゲームだ。KingのCandy Crush Sagaは三つのカテゴリを総なめしてダウンロード数トップだ(iPhone無料アプリ、iPad無料アプリ、有料iPadアプリ)。有料iPhoneアプリのトップは、MojangのMinecraftだ。

ゲーム以外では、VineとSnapchatがiPhone無料アプリの4位と6位で善戦している。全カテゴリー中でこれらに次ぐのがPandora Radio、写真編集のAfterlight、目覚まし時計のSleep Cycleだ。

iTunesはポップスとラップが上位だ。Artist of the YearはThe 20/20 ExperienceのJustin Timberlake、Album of the YearはMacklemore and Ryan LewisのThe Heistである。Song of the YearはニュージーランドのシンガーソングライターLordeの“Royals”、Kendrick LamarのGood Kid, M.A.A.D. CityはBreakthrough Album賞〔今年ブレークしたアルバムで賞〕を取った。
ベストムービーはGravity、ベストアニメーションはDespicable Me 2。ベスト男優演技賞は12 Years a SlaveChiwetel Ejiofor、ベスト女優演技賞はBlue JasmineCate Blanchettへ行った。

TV Show of the Year(年間テレビ番組賞)は当然ながらBreaking Badのファイナルシーズン。Scandalのシーズン3がBest Breakthrough賞、カルト好みのOrphan BlackがBest Discovery賞、Duck Dynastyのシーズン3がBest Reality TV賞を、それぞれ受賞した。

AppleのeリーダーiBooksで読める本では、George SaundersのTenth of Decemberがベスト小説賞、Bill BrysonのOne Summerがベストノンフィクション賞を取った。ヤングアダルト向けベスト本はBrandon SandersonのRithmatist、iBooks向けのベストブックデザイン賞は、Appleの企画作品Breaking Badへ行った。

Best Podcasts賞は複数選ばれ、MSNBCのRachel Maddow、The Adam and Dr. Drew Show、AsapScience、Stuff You Should Knowとなった。

今年のトップ賞をもっと詳しく知りたい人は、iTunesとApp Storeをチェックしてね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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