Appleは2013年6月四半期の収支を報告し、予想通り売上はほぼ横ばい ― 昨年の353億ドルからわずか1%増 ― だった。Appleが主要な新製品を発売してからしばらくたっており、それが結果に出た。
ハイライトをいくつか。
- Appleの売上の半分強を支えるiPhone事業は予想以上の結果を残した。Appleは同四半期にiPhoneを3120万台販売し、前年同期の2600万台を上回った。
- しかしiPadは目標に達しなかった。Appleは1460万台を売り、1年前の1700万台を下回った(昨年はレティナiPadの発売直後だったのに対して今年は新iPadがなかったため、それが差異の理由の一つだろう)。
- Macの売上は下がり続けている。ただし新しいMacBook Airの発売は6月に入ってからだった。Appleは同四半期に375万台のMacを販売し、昨年の400万台をわずかに下回った。Macの売上停滞は続きそうだ(http://www.splatf.com/2013/01/peak-mac/)
以下に、Appleの6月四半期を最近の四半期と並びてビジュアルに表現してみた。大局的に見て、iPadが発売されiPhoneが好調だった時期の急成長の後、成長は鈍化している。そろそろ何か新しい物が出る時期であり、この秋以降Appleに多くの動きがあることが期待される。
Dan Frommerはテク系ニュースサイト、SplatF(www.splatf.com)およびモバイル旅行スタートアップ、City Notes(www.citynotes.io)のファウンダー)。同氏は以前Business Insiderの立ち上げに協力し、Apple担当の責任者だった。Twitterアカウントは@FromeDome。
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(翻訳:Nob Takahashi)