そろそろ新型iPhoneの時期になってきた。iPhone 5Sや、廉価版iPhoneの話題が頻繁に見られるようになってきた中、AllThingsDが新機種リリースの日付を9月10日であるという旨の記事を公開している。iPhone 5のデビューが2012年9月12日であったことを考えれば、AllThingsDが入手した情報が正しいものである可能性は高い。TechCrunchとしては、まだ確度の高い情報を入手できてはいない(以前にあった6月にiPhone 5が登場するという噂は結局のところ、噂に過ぎなかった様子)。
ちなみに、前回は発表イベントの2日後からプレオーダーの受付を開始し、そして2週間半後に売り出しが開始となった。
iPhone 5Sについて、これまで聞こえてきている噂によれば、チップの高性能化による高速化やデュアルLEDフラッシュによる撮影性能の向上、あるいはバッテリー駆動時間の改善などが行われるらしい。いずれにせよ想定の範囲内というべきものだろう。ひとつ注目に値するのは、ロック解除を行うのに指紋認証機能を搭載するのではないかというものだ。尚、背面をプラスチック化した廉価版iPhoneについての噂も根強く流れ続けている。
また、新iPhoneに搭載されるであろうiOS 7にも、いろいろな意味で注目が集まっている。デザインがこれまでとは大幅に変わることになるのだ。Appleはまだ秘密にしていることがあるのかもしれないが、iOS 7における「新機能」はiTunes Radioが目玉であると噂されている。iOS 7のファーストベータについては不満の声ばかりが目立っていたが、最新のものは動作も安定しており、いよいよリリースタイミングが近づいてきていると感じられるものになっている様子だ。
ところでAppleはOS X Mavericksについても間もなくリリースする予定となっている。ただ、iPhoneのローンチイベント内でOS Xのアナウンスをすることはないものと思われる。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)