リークが多くてサプライズをぶっ壊したが、CESのステージに立ったAsusは、GoogleのVRプラットホームDaydreamと、同じくGoogleの3D AR*プラットホームTangoの両方を世界で初めてサポートするスマートフォンZenFone ARを発表した。〔*: 3Dとは、奥行き(深度, depth, z軸方向)情報もあること。〕
このデバイスはQualcommの最新機Snapdragon 821プロセッサーを酷使し、つねに充実した仮想/拡張現実体験を提供するためにRAMを6GB(!!!)搭載している。ディスプレイは5.7インチSuper AMOLED、2560×1440の解像度だ。
同社のTriCam(三つのリヤカメラ)システムは23MPのカメラを誇り、モーションセンス(動きセンサー)と奥行き追跡機能を持つ。カメラのレイアウトは、Lenovo Phab2 Proなどに比べるとおとなしい。
Google Daydreamによるモバイル上の仮想現実はヘッドトラッキング(プレーヤー、ビューワーの頭の動きや方向を追尾)の遅延が少なくてインタフェイスが統一されている。Tangoは奥行き感知機能をスマートフォンに持ち込み、スマートフォン上に奥行き感を伴う拡張現実を実現する。
TangoとDaydreamがおもしろいと思われるのは; ヘッドセットを着けないモードでは、Tangoが三軸(x, y, z)の位置情報/位置追跡を提供すること。ただしGoogleが強調しているように、Tangoの機能をDaydreamの中で利用〜実現できるわけでなない。