かんばん方式の便利なタスク管理システムTrelloが今日(米国時間11/16)、同社のグローバルな成長戦略の一環として、来年から日本で業務を開始する、と発表した。
今年の初めにAtlassianがTrelloを買収したとき、買われた側の動機は、大きな企業に寄り添うことによるユーザーの増加だった。そこで今回はAtlassianの日本での既存のプレゼンスを利用して、自分もそこで伸びようという魂胆だ。Trelloの協同ファウンダーMichael Pryorが今朝、TechCrunch Tokyoで発表を行った。
日本にオフィスを開き、マーケティングやサポートをローカライズするだけでなく、日本企業とのパートナーシップも進める。たとえば知識共有プラットホームQiitaやグループチャットツールChatWorkに、同社のツールを統合してもらう。
日本でのサービス提供開始予定は2018年2月だ。Atlassianはすでに横浜にオフィスがあり、日本のユーザーをサポートしているが、Trelloはそのインフラストラクチャに便乗する形で業務を展開していく。
Pryorは、次のように述べている: “日本進出は数年前からの目標だった。日本は、Trelloのかんばん方式のツールが歓迎される市場だ、と信じている。とくに、今および今後の日本ではワークスタイルの大きな変化が進行中だから、Trelloはそれを有意に支えることができる。Atlassianの日本におけるサポートと共に、長期的な戦略と、日本語によるユーザーサポートがやっと可能になったことを、たいへん喜んでいる”。
なおTrelloはすでに、数年前から日本語をサポートしており、日本のユーザーもすでにかなりある。Trelloのかんばん方式のボードは、そもそも日本で発明されたのだ。