Automagiがスマホで荷物サイズを自動計測できる「ロジメジャー」を法人向けに提供開始

Automagiがスマホで荷物サイズを自動計測できる「ロジメジャー」を法人向けに提供開始

社会や企業にAIソリューションを提供するAutomagi(オートマギ)は9月29日、バーコードで荷物情報を読み込みスマートフォンで撮影するだけで、荷物のサイズがわかり記録管理ができる、物流業界向けの荷物情報収集AIアプリ「Logi measure」(ロジメジャー。iOS版)の提供を開始した。利用料金は月額15万円(税込)から。スマートフォンは、iPhone 12 Proを推奨している。

物流業界では、ダンボール箱に入った荷物のサイズを測るために、1つあたり平均1分ほどの時間を割いているという。どの業者も毎日膨大な量を扱うため、累積すると相当な時間になる。また、荷物サイズの計測と管理の効率化が遅れていることからトラックに積み込める量が制限されてしまい、現在は平均積載量は40%を切るともいわれているそうだ。

Automagiは、創業から4年間、120社以上の企業のDX化を支援してきた知見を活かし、荷物情報収集技術の開発を進めてきたが、今回そのサービスの本格提供に至った。

Logi measureは、スマートフォンで荷物に貼られたバーコードで荷物情報を読み取り、箱を撮影すると自動的にサイズが計測される。対応する箱の大きさは1辺が10~70cm。計測の精度は、3辺合計の実物対比で95%以上。計測時間は最短で3秒で、通常1分かかるところが20分の1に短縮できるとのことだ。

企業が使用しているデータ管理システムとの連携も行えるため、トラックにどれだけ積み込めるかを事前に予測することが可能になるという。「倉庫管理の効率化やトラックの積載率向上につながるほか、配送料金の算出や適正な梱包による梱包コストの削減など、荷物データを基盤にしたDXの推進を支援します」とAutomagiは話している。今後は計測対象範囲を拡大してゆくとのこと。

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TechCrunch Japan

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