Destinyや、その他のオンラインシューティングの大作たちに対するBioWareからの回答であるAnthemに、ゲームの世界は沸き返っている。だがこの飛行メカゲームのために用意された限定プレビューの週末には、大変な苦労が待っていた。もちろん、イベントを盛り上げる多少のドタバタなしには、今どきのゲーム発表とは言えないが、今回のものは実際に少々困りものだった。
40ギガバイトのデモは、プレスやその他の”VIP”はもちろん、ゲームを予約注文した人たちも遊ぶことができるようになっていた。昨年のE3で発表されたこのゲームは、仲間と共に戦闘と探索を行いながら、巨大なオープンワールドの中をメカで飛行し、戦利品を集めるシューティングゲームだ。
少なくとも、作り手たちはそう言っている。だがフォーラムやソーシャルメディアはすぐに、デモが提供されたOriginサービスが正常に機能しないだけでなく、ゲーム自体もサーバに接続することができず、仮にできたとしてもその後の場面をロードすることができないという声で溢れかえった。
私自身もこの現象に遭遇した。やっとの思いでロードが終わりログインした後で、私はなんとか出発地点の街にたどりついた。デモ版ではない完全版では、この街で装備やクエストを手に入れることになる。しかし、私が最初のミッションを立ち上げようとしたり、実際のゲームの世界に入ったりしようとすると、ロードバーは約95%の地点で停止し、永遠にそこにとどまっていた(私は5分ほど待って、単に私の古いマシンのせいではないことを確かめるために、何度がリロードを繰り返した)。そうしたことをずっと繰り返した人たちは、遅延と不具合を訴えた。
メジャーなタイトル、特に大規模なオンライン要素を持つものが、たとえ限定版であっても、ある程度の速度上の問題なしに立ち上がることを期待する者はいない。だが今回のような状況は、宣伝という意味では大きなマイナスだ。発売元のEAは、サポートTwitterアカウント上で、問題が多数に上ることを認めた。
上図の最後のツイートでは、「現在デモに、より多くのサーバー能力を投入している最中です」と書かれている。
おかしなことに、EA Help自身のサーバーも問題を抱えていたために、ユーザーはAnthemをプレイできないだけでなく、Anthemをプレイできないと報告することもできなかった。
いまどきの第一級ゲームの立ち上げには、忍耐力を持つことが試されるが、この週末にこのゲームで遊ぼうと思っていたのは、無作為に選ばれたひとたちではなく、お金を払っているユーザーたちなのだ。この週末のプレビューデモは予約注文に対する一種のボーナスだと捉えられていた。だが初日は結局散々なこととなった。BioWareとEAが、本日接続しようとしていたプレーヤーの数を正確に予想できたはずであることを考慮するならば ―― そしてその数は、この先オープンベータを試みたり、正式なローンチ日に接続してくるものよりも遥かに少ない筈だ ―― 彼らがまるで油断していたように見えることは奇妙なことだ。
Anthemは確かに有望なタイトルで、開発者たちが最近のオンラインゲームで嫌われる要素がプラットフォーム上に現れないように努力を重ねた。しかし立ち上げ時の問題は、購入を決めかねているユーザーの気持ちを常に萎えさせる。ゲームが実際に発売されて1、2ヶ月もすれば、より良くなることにも疑問の余地はないのだから。立ち上げ時のユーザー数は、ゲームがプレイ可能ではないと考える(よってお金を払おうとは思わない)ユーザーの数に影響を受ける可能性がある。
とはいえ、近いうちにこれらの課題はみな解決すると私は確信している。そのときはまた、別の投稿で私の感想を述べることにしたい。
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(翻訳:sako)