Blue Originのロケット「New Shepard」が2021年初のミッションへ、日本時間1月15日午前0時45分打ち上げ

Blue Originは同社ロケットのNew Shepard(ニューシェパード)を米国中部標準時1月14日午前9時45分(日本時間1月15日午前0時45分)に打ち上げる。2021年最初のミッションだ。Jeff Bezos(ジェフ・ベゾス)氏が設立した宇宙企業にとって大きなミッションだ。ロケット先端のクルーカプセルには宇宙飛行士の体験を改善するための変更が加えられており、これは同社初の有人飛行ミッションに向けた準備段階といえる。

New Shepardはこれまでに13回飛行し、さまざまな積荷を準軌道宇宙に運んた後、地球に戻ってきた。この再利用可能な打ち上げロケットは、最終的に人間も宇宙に送ることを目的としている。起きる具体的に日程は明らかにされていないが、今回のミッションは有人飛行がそう遠くない未来に実行される可能性を強く示している。

有人飛行に焦点を当てたNew Shepardの打ち上げでは、音響および温度管理装置、搭乗者に情報を提供するディスプレイパネルおよびボタンを押して話せる会話システムが、クルーカプセルの6座席それぞれに設置されている。座席の1つには、人間そっくりの飛行用ダミー人形が置かれる。名前はMannequin Skywalker(マネキン・スカイウォーカー)。Blue Originはこれを使って様々な面からカプセルの性能を測定する。

Blue Originは同社が最終飛行システムに装備される安全アラートシステムのテストも行うほか、大きく異なる目的の貨物も搭載する。Blue Originの非営利団体Club for the Futureに全世界の子どもたちから贈られた5万枚のハガキだ。

ミッションはBlue OriginのウェブサイトおよびYouTubeチャンネルでライブ中継され、いつものようにストリーミングは発射約30分前、およそ東海岸時刻10時15分(日本時間1月15日午前0時15分)頃に放映を開始する予定となている。

カテゴリー:宇宙
タグ:Blue Origin

画像クレジット:Blue Origin

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook