先ほど、BuzzFeedはサンフランシスコのスタートアップGoPopを買収すると発表した。
GoPopは以前はZeegaという社名で、Knight財団とKQEDが出資するメディア・スタートアップのインキュベーター、Matterの第一回の卒業生だ。 GoPopのプロダクトは何枚かの写真を合成して簡単にアニメ化する visual conversationというiOSアプリだ(上のサンプル・アニメはGoPopチーム)。
鋭い読者ならすでに気づいているかもしれないが、BuzzFeedはもともとGIFの愛好家なのでこの買収には納得がいく。BuzzFeedはモバイル・アプリのビジュアルを強化するための優秀なチームを手に入れることに成功した。
GoPopのCEO、Jesse Shapinsはプレスリリリースで「BuzzFeedは急速にグローバル・メディア企業に成長すると信じている。BuzzFeedがモバイル分野で存在を拡大するための新たな中核事業の開発のリーダーになるというチャンスはこの上なく魅力的だった」と述べた。
私の取材に対してBuzzFeedの広報担当者は「GoPop自体は閉鎖される。ただしGoPopのアプリを用いて制作されたアニメは、ユーザーのプロフィールと共に専用サイトで今後も公開される」と述べた。
今回のケースはMatter (昨日、新たに6社のメディア・パートナーを獲得したことを発表)にとっても最初の買収だ。Matterのマネージング・パートナー、Corey Fordは私の問い合わせに対してメールで「モバイル中心、ユーザー志向、プロトタイピング重視のMatter出身スタートアップが、現在の世界でもっとも創造的なニュース企業の一つに買収されたことに非常な満足を感じている」と答えた。
買収金額等の詳細は明かされていない。GoPopはこれまでにThe Knight FoundationとChris SaccaのLowercase Capitalから資金を調達している。
昨年秋、BuzzFeedはデータエンジニアリングの人材を得るためにTorando Labsを買収している。
〔日本版:visual conversationアプリはすでに公開を停止されたもよう〕
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)