ByteDanceのCFOがTikTokの新CEOに就任、両職を兼務

米トランプ前政権がTikTok(ティックトック)に総攻撃をかける中でCEOのKevin Mayer(ケビン・メイヤー)氏が辞任してから8カ月、TikTokの常任のリーダーがようやく決まった。

米国時間4月30日、TikTokは同社の親会社であるByteDance(バイトダンス)に最近CFOとして加わったShouzi Chew(周受資)氏が、ByteDanceのCFOを勤めつつTikTokのCEOも兼任すると発表した。これは大胆な動きだ。米バイデン大統領は前トランプ大統領がこだわったプロジェクトを引き継ぐことに関心がなさそうであるため米政権との争いは最悪の状態を脱したとTikTokが考えていることの表れと見られる。

暫定CEOを務めていたVanessa Pappas(ヴァネッサ・パパス)氏は、今後COOに就任する。

ByteDanceのCEOであるYiming Zhang(張一鳴)氏は報道発表の中で「ショウとヴァネッサのリーダーシップチームが持続的な成長の準備を整えます。ショウは最も早く当社に投資したチームのひとつを率いた経験がありテクノロジー業界で10年にわたって仕事をしてきたことから、当社と業界に関する深い知識をもたらします。ショウはコーポレートガバナンスや長期的なビジネスのイニシアチブなどに力を入れて、チームをさらに深めていきます」と述べた。

周氏は2021年にByteDanceに加わる前はXiaomi(シャオミ)の役員だった。さらにその前はDSTやGoldman Sachs(ゴールドマンサックス)に在籍していた。

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画像クレジット:AaronP/Bauer-Griffin/GC Images / Getty Images

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(文:Lucas Matney、翻訳:Kaori Koyama)

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TechCrunch Japan

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