Chromeブラウザ(とGoogle Docs)のスペルチェッカーが賢くなった

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今日(米国時間2/26)リリースされたChromeバージョン26のベータでは、スペルチェッカーが更新された(ブラウザ内とGoogle Docs)。新たに韓国語とタミール語とアルバニア語がサポートされ、また改良箇所も多い。しかし、いちばん重要な新機能は、Chromeの設定を複数のデバイスでシンクするときに、ユーザのカスタム辞書もシンクできるようになったことだ。だからユーザの名前の綴りとか、一部のスタートアップの名前などが、スペルチェッカーのデフォルトから見ておかしくても、それを新しいChromebookなどの上でうるさく指摘されることはない。

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またスペルチェッカーの”Ask Google for suggestions“(Googleにサジェッションを求める)機能が改良され、ブラウザの辞書だけでなくGoogleのWebサービスも見てスペルを提案するようになった。Googleはこの新機能について、“英語における、文法/同音同綴異義語/文脈感知型のスペルチェックを提供する。それはGoogle検索で今使われている技術と同じものである”、と言っている。今は英語だけだが、ほかの言語ももうすぐ対応するそうだ。

また、これからはスペルチェッカーが、“ ‘Justin Bieber’、 ‘Skrillex’などの固有名詞を理解するので、たとえばDananananaykroydでnをいくつ書くべきか(正解:4つ)思い出せなくても、もう大丈夫”、だそうだ。

WindowsとLinuxとChrome OSのユーザにはChrome v26の安定バージョンがもうすぐ提供される。Macのサポートは、やや遅れるらしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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