Codagenixがインフルエンザワクチンなどの治療開発で約22億円を調達

Codagenix(コーダジェニックス)は、インフルエンザから呼吸器系ウィルス、デング熱までさまざまな疾病のワクチンやウィルス治療を開発している会社だ。このほど新たに2000万ドル(約22億円)を調達した。同社の新しい調達ラウンドをリードしたのはAdjuvant Capitalで、ほかにEuclidean CapitalとTopspin Partners が参加した。

同社は「コドン脱最適化」と呼ばれる手法を用いて毒性の強い病原体を弱毒性の菌株に置き換えることによって、比較的無害な種類のウィルスとウィルス治療法を開発している。新しい資金を使って、RSVおよびインフルエンザワクチンの第一相臨床試験を行い、同社の乳ガン治療の腫瘍学プログラムを第一相臨床試験に移行すると話した。さらに同社は「放置された医療チャレンジ」と自ら呼ぶ新たしいワクチン開発プログラムを2件開始する。

「既存のワクチンのより最適化されより低価格なものを開発できる可能性を追究することでGodagenixは、既存のワクチンが著しい改善を見せながらも望まれる疾病対策をまだ達成できていない、持続する公衆衛生の課題を解決する用意ができている」とAdjuvant CapitalのマネージングパートナーであるGlenn Rockman(グレン・ロックマン)氏は語った。「同じく期待しているのが、Codagenixの技術には他の免疫研究が失敗した分野で成功する可能性があることだ。同社のRSVおよびインフルエンザプログラムの臨床開発を支援できることを誇りに思っている」。

2012年にニューヨーク州立ストーニーブルック大学をスピンアウトして設立されたCodagenixは、国立衛生研究所、農務省、および米国陸軍の支援を受けてデング熱、インフルエンザ、RSV、口蹄疫などのウィルス向けワクチンを開発している。同社はこれまでに民間非営利団体およびベンチャーキャピタル投資家から計3800万ドル、政府補助金として1100万ドルの資金を受けている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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