Comcastはファミリー向けエンタテインメントの分野でディズニーという巨人に対抗する努力を加速させることが判明した。今朝(米国時間4/28)、Comcastは上場企業であるドリームワークス・アニメーション(DreamWorks Animation)を38億ドルで買収すると発表した。
DreamWorksは『シュレック』や『マダガスカル』、『ヒックとドラゴン』、『カンフー・パンダ』などの長編アニメーションで子供たちに絶大な人気がある。買収にはアメリカ及び国外での反トラスト関係の審査をクリアする必要があり、Comcastによれば買収完了は今年末になるという。 DreamWorks Animation の株主は普通株1株につき41ドルの支払いを受ける。
この買収により、ドリームワークス・アニメーションはユニバーサル(Universal Filmed Entertainment)グループの傘下に入る。同グループにはUniversal Pictures、Fandango、NBCUniversal Brand Developmentなどの企業が含まれる。Universal Picturesのアニメにも『怪盗グルーの月泥棒 3D』などの『ミニオンズ』シリーズがある。しかしDreamWorks Animationの買収はグループのテーマパーク、テレビ番組、子供向けグッズに数多くの有名なキャラクターを加えることを可能にする。
この買収に伴い、 ドリームワークス・アニメーションの共同ファウンダー、CEOであるジェフリー・カッツェンバーグは新たに創設されるDreamWorks New Mediaの会長に就任する。またComcastによればカッツェンバーグは買収後もComcastのNBCUniversal事業部の顧問を続けるという。
流れていた情報ではカッツェンバーグはドリームワークス・アニメーションを去るということだったが、そうはならないようだ。【後略】
〔日本版〕 ドリームワークス・アニメーションは独立系映画製作スタジオ、ドリームワークスから2004年に分社、上場された。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)