650万ドルの資金を、Crosslink Capital、Upfront Ventures、500 Startups等から調達したComparablyは、雇用・給与情報のためのプラットフォームを提供開始する。
カリフォルニア州サンタモニカ拠点のスタートアップは、自分の給料が、業界で同じレベルの経験を持つ他の人々に負けていないかを、簡単に知るためのサイトを作ろうとしている。自己報告されたデータは、性別で並び替えることも可能で、賃金格差を見つけやすく作られている。
われわれは、報酬の内訳を正確に知るための最も堅牢で包活的なツールを作ろうとしている」とCEO・共同ファウンダーのJason NazarがTechCrunchに話した。Nazarは以前Docstocを設立し、後にIntuitに売却した。。Comparablyは、「性別による賃金格差に関するデータを公表する最前線に立ちたい」と考えている。
性別や経験年数に加えて、地域や会社の規模に基づくデータも提供される。集めたベンチャー資金の金額に基づく給与情報もある。
「この手のデータを提供してきた旧来のデータ会社が非常に不正確だったことはみんな知っている」とCrosslinkのパートナー、Eric Chinは言った。Chinは、自分がComparablyに出資したのはチームを信じたことと、彼自身も「求人・人材分野には大きな破壊のチャンスがある」と信じたからだと言った。
Chinは、ComparablyがGlassdoorと競合するだけでなく、将来はLinkeInとも戦えると感じている。LinkedInは「市場シェアのごくわずかなパーセンセージにしか侵入していない」とChinは言う。
GlassdoorとLinkedInは、他の多くのインターネット企業よりも収益化に成功している。求職者と求人担当者は、候補者を適切な仕事とを引き合わせてくれるプラットフォームには、大きなお金を払うつもりがある。
LinkedInはここ数ヵ月間、株式市場で苦闘しているが、それでも160億ドルの企業だ。2008年に設立されたGlassdoorは未だに非上場だが、今年はIPOすることを考えていると話した。
「私たちには、今あるものよりも劇的にすばらしい何かを作ることができる」とNazarは言った。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)