CoreOSがDockerのプライベートリポジトリをサービスとして代行提供するQuay.ioを買収

大規模なサーバファーム/データセンターコンピューティングを支えるカスタムLinuxディストリビューションCoreOSが今日、プライベートなDockerリポジトリをホストするサービスQuay.ioを買収したことを発表した。Dockerを使用するデベロッパの多くが、Docker自身のパブリックリポジトリまたは自分で作ったプライベートリポジトリを利用している。Quay.ioはリポジトリに関わるデベロッパの負担を取り除き、そして今日からは、CoreOSが最近ローンチした有料サービスManaged Linuxのユーザは、Quay.ioにより新たにローンチされたCoreOS Enterprise Registryにアクセスできる。

Quay.ioの二人のニューヨーク出身の協同ファウンダはCoreOSに加わり、CoreOSはこれを機にニューヨークオフィスを開設する。

Quay.ioのCEO Jake Moshenkoは今日の声明文の中で、こう述べている: “CoreOSのチームに加わりQuay.ioがCoreOSによる完全なソリューションの一部となることを目の当たりにするのは、すばらしい。チームとはすでに良好なお付き合いがあり、共にQuay.io + CoreOSの未来を目指していきたい”。

CoreOSのファウンダでCEOのAlex Polviが今週初めに語ったところによると、買収後もオープンソースでスタンドアロンのプロダクトとしてのQuay.ioは存続するので、現在の顧客が何かの変化を/に経験したり気づくことはない。CoreOSとQuay.ioはこれまでも協働関係を維持しており、したがって両社の一体化はきわめて自然である。CoreOSのエコシステムの中軸がDockerである。そのほかのオープンソース企業と同様にCoreOSも、無料のサービスを核とする有料サービスを、そのビジネスモデルとする。

Polviは同社のそのほかのプロジェクトについて多くを語らないが、彼によるとCoreOSはユーザに、大規模なクラスタを管理するための“完全なソリューション”を提供していきたい、という。たしかに目下同社が開発中なのは、大規模クラスタを管理するためのさまざまなツールであるようだ。しかしまた同時に彼は、CoreOSはつねにユーザにオープンなインタフェイスを提供する、と力説する。すなわちユーザは、有料サービスであれ無料のオープンソースツールであれ、使いたいソフトウェアコンポーネントを自由に選択でき、それによって相互運用性が行き詰まることはない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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