ストックビデオサービスのVideoBlocksが今日(米国時間12/22)、同社が最近立ち上げたマーケットプレースで近々、Discovery ChannelのコンテンツライブラリDiscovery Accessのビデオを売る、と発表した。
Discovery Channelのおよそ30000本のコンテンツを収めたこのライブラリには、文化や動物、ライフスタイル、エンジニアリングなど多様な分野にわたるドキュメンタリーがあり、それが実質的に今後のVideoBlocksの提供在庫にもなる。
DiscoveryがVideoBlocksに関心を向けたのは、後者のユニークなビジネスモデルのせいだろう。ユーザは会員制/会費制でこのサービスを利用し、その大きなビデオライブラリから、払った会費ぶんのビデオをダウンロードできる。マーケットプレースでビデオを売りたいコンテンツプロバイダからは、コミッションを取らない。収益は全額、コンテンツのオーナーへ行く。そのために、多くのコンペティタに比べて安くビデオを売ることができる。VideoBlocksでは、標準的なHDのビデオクリップのライセンス料が50ドル。4Kなら199ドルだ。
VideoBlocksのCEOでファウンダのJoel Hollandによると、現在の有料会員は約12万名/社、TV局(全国ネットワーク)もあれば、メジャー級のクリエイターたちもいる。最近同社は、クリエイターへの支払額が初めて100万ドルに達し、売上は毎月、前月比で倍増している。
彼によると、同社のこのような勢いが、Discoveryの目にとまったのだろう、と。“これまでなら、こういう話は料金の高いGettyへ行く。でも今や彼らは、うちのマーケットプレースで売ろうとしている”。
同社は今、ほかのスタジオ(複数〕とも、コンテンツ提供(マーケットプレースでの販売)の商談を進めている。ただし、それらの名前はまだ言えないそうだ。
しかし当面のあいだDiscoveryのコンテンツは、無制限会員(年会費99ドル)用のライブラリには置かれない。