今日(米国時間6/23)、Dockerはコンテナ管理ソフトウェアの企業向け商用ソリューションを一般公開したと発表した。Dockerの商用ソリューションはDocker自身に加えてAmazon Web Services、IBM、Microsoftから提供される。価格は月150ドルからと手頃だ。
契約ユーザーは24時間年中無休でDockerのデプロイメントのサポートを受けることができる。1ライセンスで最大10個の認証ずみDocker EngineとDockerの各種管理ツールが利用できる。Dockerではユーザー企業のニーズに応じてカスタマイズされたサービスの提供も行う。
新サービスのコアとなるテクノロジーはDocker Trusted Registryだ。これはコンテナーを管理するDocker Hub Registryをベースにしているが、エンタープライズはTrusted Registryを自社のファイアウォールの内側でオンプレミスでDockerイメージを管理、共有するために利用できる。このオンプレミスのレジストリーはLDAPとActive Directoryと統合可能なので、企業は既存の認証システムをベースにしてDockerの導入が図れる。
Trusted Registryはこの2月からベータテストが開始され、現在800社以上の企業で利用されている。, DockerのCEO、Ben Golubは「昨年6月にサンフランシスコで開催されたDockerConで発表されて以後、Docker Hubは何十万ものユーザーを集めている。これらのユーザーは商用ソリューションに何が必要か、貴重なフィードバックをもたらしている。エンタープライズは事業の中核となるアプリをDockerを利用してデプロイする際のわれわれのサポートを強く求めていることがわかった。われわれはDocker Trusted Registryのベータテストからのフィードバックも生かして新しい商用ソリューションを提供することにした」と述べた。
IBM、Microsoft、AWSが再販売し、料金も安いので新しいDockerサービスは大量の企業ユーザーを集めることができそうだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)