これまでDuolingoは語学教育に重点を置いてきたが、米国時間3月26日、3歳から6歳までの子供を対象にした英語リテラシーアプリ「Duolingo ABC」の無償提供を開始した。当初、同社はこのアプリを今年後半に発表する予定だったが、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行に伴い、急遽ホームスクールに通うことになった子供を持つ親を支援するために、早期のローンチとなった。
この広告なしのアプリは現在、米国や英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド向けに提供されている。アプリには基本的な読み書きのスキルを教える300以上の短いレッスンが含まれている。今のところ、アプリは英語版かつiOS版のみが利用可能だが、Duolingoは将来ほかのプラットフォームもサポートする予定だ。
「我々は非識字という世界的な問題に取り組むために、Duolingo ABCを作成した」と、Duolingoの同業社兼CEOのLuis von Ahn(ルイス・フォン・アン)氏は語る。「読み書きを教えることで、人生を変えることができる。人々がどのように言語を学ぶのか、ゲーミフィケーションで学習者のモチベーションを保つ方法について、私たちが知っていることをすべて取り入れることによって、世界的な識字率の向上に貢献できると信じている」。
Duolingoが新しい言語を学びたい人への注力から手を広げているのは、興味深い。ABCはネイティブ・スピーカーだけでなく、他のコースよりもずっと若いユーザーにも焦点を当てている。これがDuolingoの幅広い教育分野への進出のきっかけになるのか、それとも単発のアプリになるのかが、注目される。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)