ECサイト構築「STORES.jp」がヤフオクと連携、商品露出を強化

専門知識を持っていない人でもECサイトが作れる「STORES.jp」がオークションサイト「ヤフオク!」と連携した。STORES.jpでECサイトを開設している人は、ヤフオク!上でも商品を販売できるようになる。ヤフオク経由で商品が売れた場合は、金額の10%の販売手数料が発生する。

STORES.jpでECサイトを開設しているオーナーは、管理ページ内の「プロモーションスイッチ」を有効にするだけで、自動でヤフオク!にも商品情報が掲載される。1点モノを売っているECサイトは、先にヤフオク!で落札されればECサイトの在庫がゼロになったり、反対にECサイトの店舗で先に売れれば、ヤフオク!の出品が取り下げられる。

STORES.jpは2012年9月にサービスを開始。現在までに8万店以上のストアが開設され、100万点以上の商品が登録されている。その一方、「露出が少なく販売に至らない商品も多い」と、STORES.jp運営元のブラケット代表取締役兼CEOの光本勇介氏が指摘するように、一部のストアオーナーは、ECサイトは開設できたものの、商品が売れないケースもあるようだ。

こうした状況を改善すべくブラケットは、2013年12月にユザワヤ商事とハンドメイド作品専門のマーケットプレイス「ユザワヤマーケット」、2014年1月に親会社のスタートトゥデイとアパレル特化型のマーケットプレイス「ZOZOMARKET」を開設(関連記事:狙いは“アパレル総EC化”、ZOZOTOWNが個人間取引に参入)。STORES.jpのストアオーナーが、これらのマーケットプレイスにも商品を露出できるようにしている。こうした取り組みと同様、ヤフオク!との連携は「売る体験」を提供できると、光本氏は話している。


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TechCrunch Japan

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