Essential Phoneが、最初の発表よりやや遅れて発売された。Androidの作者Andy Rubinが作った会社からの初めてのスマートフォンを、Essential自身のサイトやBest Buy、そしてSprintで注文できる。いずれの場所でも予約購入のみだが、出荷情報は後日知らされる。でもこれは今のところ、そのデバイスを実際に手にするための最短の方法なのだ。
前から予約していた顧客には、Essentialが通知を送り始めた。水曜日(米国時間8/16)の9to5Googleの記事によると、これら事前登録ユーザーが受け取ったメールには、支払い情報が書かれていて、支払いが終わった人には7日以内に出荷される。
Essential Phoneの特徴は、エッジツーエッジ(枠なし)に近いディスプレイと、128GBのストレージだ。また360度カメラなどの外付けアクセサリーがあり、それらは本機と並んで発表された。アメリカのほとんどすべてのキャリアをサポートしているが、260ドルの割引価格で買えるのはSprintのみだ。アンロックなら、Essential.comで699ドル、最初の一定期間のみ、360度カメラを同梱して749ドルだ。
Essentialのスマートフォンのデザインは、特定ブランド臭がきわめて希薄で、またプレロードアプリや特定コンテンツ、標準Androidアプリの独自改作版といった、メーカーの自己主張的臭みもない。素材とデザインの面では高級機だが、Android OSのアップデートは2年サイクル、セキュリティアップデートは3年を約束している。
どうやらEssential Phoneの最初のお客も、あと一週間かそこら待たないと、現物を受け取れないようだ。でも、これはRubinの会社の大きなマイルストーンだ。この騒動に便乗したいそのほかの高級機スマートフォンのメーカーは、何か独自のおもしろいものを市場に提供しなければならない。AppleとSamsungが固めてしまった、難攻不落のような市場だけどね。