おそらく、こうしたスマートな紙やスマートなペンの類は、これまでにも何度も見てきたことだろう。このニッチ空間への新規参入者の名はEverlastノートだ。湿ったタオルで拭き取れるページで構成されたこのノートは新しい特殊紙の補充は不要だ。
あなたの心に浮かんだ最初の疑問にまず答えておくならば、これは小さなホワイトボードではない。Kickstarterページでそれは明言されている:
その36ページ(または大判は32ページ)は「防水合成ポリブレンド」で、パイロットのフリクションで書かれた線を何度も何度も消すことができる、ただし濡れたタオルでこすったときだけに。普通にこすっただけでは消えることはない。ページから完全に消すことのできるインクを使っているフリクションを使うことが大切だ(素早く消したいときには消しゴムを使うこともできる)。
Everlastに書いたあと、それらのページのイメージをRocketbookアプリですぐにキャプチャすることができる。ところで(アプリではない)Rocketbookというノート製品もあって、同社は今年の初めに資金を調達している。このノートはコップ1杯の水と一緒に電子レンジにしばらく入れておくとインクが消えるという代物だ。いや、本当だ。
メモやスケッチをこのアプリの中に保存し続けることはない;これは単にスキャンをするだけのものだ。写真を撮影すると、アプリはイメージを切り取って処理し、お好みのクラウドサービスへと送信する。
良くできている点は、その過程で細かい操作は不要になっていることだ。一番下の行にあるマークに印をつけることによって、それぞれのページをどのサービスに送るべきかを選ぶことができる。シンボルは、Lucky Charmsのマシュマロのように見えるが、すぐに慣れるだろう。スキャンしたイメージはDropbox、Evernote、Google Drive、Box、Slack、あるいは電子メールアドレスに送ることができる。
ちょっとした注意点:この商品の生産者は正直者とみえて、もしあなたが左利きで、かつ書く際に手を紙の上で引きずる癖がある場合には、ページの上でインクが擦れてしまうだろうと言っている。なぜならフリクションインクが「紙」に定着するのに数秒必要だからだ。そして2ヶ月以上経つと、インクはほとんど消えてしまうらしい。
Everlastは世界を変えたりはしないだろう、そして万人向けというわけでもない、しかしこれは安価(早期申込で34ドル)で実際の紙を使わない、すぐれたアナログ-デジタル手法なのだ。
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(翻訳:Sako)