米国時間11月4日、Microsoft(マイクロソフト)はExcelを改訂し、旧態依然のスプレッドシートアプリに自然言語を導入したことを発表した。現在新機能を利用できるのはOffice Insidersのみで、人間に対するのと同じようにExcelに話しかけることができるもので、質問を書かなくても答が得られるようになるという。
「自然言語クエリはデータの分析やビジュアル化を、さまざまなレベルのExcel経験者にとって今以上にやりやすくする」とマイクロソフトは説明する。「初心者は数式を書かなくても自分のデータの価値を見抜けるようになり、パワーユーザーは適切な質問をするだけでグラフやテーブルを作れるのでデータ分析プロセスの時間を短縮してすばやく意思決定できるようになる」。
ちなみに、Googleは似たような機能をGoogleスプレッドシートですでに導入している。私の経験によると、データ発見に関してGoogleはときどきいい仕事をするが、意味のあるデータを1つも見つけられないこともしょっちゅうあるので、Excelがこれと比べてどこまでできるのか注目に値する。
本日の発表は、最近いくつか追加されているExcelの新しい機械学習機能の1つだ。ほかには株価、地理情報などについてユーザーの入力データを解釈するための追加情報を提供するものがある。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )