Facebookは先ほどハッシュタグで投稿やコメントを検索できる能力を追加すると発表した。ハッシュタグの追加計画があることは今年の3月に報道されていた。
もちろんこれまでもユーザーがハッシュタグを投稿中に含めることが禁じられていたわけではない。ただハッシュタグを検索できなかったので含めても意味がなかった。この新機能を紹介する公式ブログ記事でFacebookは「すでにInstagram、Twitter、Tumblr、Pinterestなどに存在する機能だが、ハッシュタグをクリックするとそのハッシュタグを含むニュースフィード中のコンテンツを読むことができるようになる」と述べている。
Facebookの説明は以下のとおりだ。
毎日、何億人ものユーザーがFacebookを利用して身の回りで起きた出来事や意見を交換する。お気に入りのテレビ番組、地元のチームのスポーツ試合、緊急ニュース速報、その他Facebookには世界中のありとあらゆるトピックについての会話が行われている。
こうした会話をもっと前面に押し出すために、われわれは一連の新機能を準備中だ。その第一歩としてFacebookにハッシュタグを導入する。
Facebookは新機能をまず一部のユーザーに提供し、順次公開範囲を広げていくのが普通だ。ハッシュタグ機能が全ユーザーに行き渡るのは少し先になるだろう。またFacebookはこれを「第一歩」と言っている。さらにどんな機能が開発中なのか注目だ。
Facebook上で交わされる会話の規模は驚くべきものだ。テレビのゴールデンアワーの時間帯にはアメリカで8800万から1億のユーザーがFacebookを使う。先週のゲーム・オブ・スローンズの放映では150万回、今年のアカデミー賞の発表のときには6650万回のアクション(投稿、「いいね!」、コメントの総数)があったという。
ブログ記事には3月に最初の報道がなされたときにわれわれが抱いた疑問、つまりプライバシーの管理については触れられていない。基本的にすべてのコンテンツが公開されているTwitterのようなサービスとは異なりFacebookの場合は多かれ少なかれすべてのコンテンツにプライバシー設定が行われている。
Facebookの広報担当者に取材したところ、ハッシュタグ検索はグラフ検索と同様の仕組みが用いられているということだった。つまり検索するユーザーが閲覧することを承認されているコンテンツのみ表示されるということだ。私が「友だち限定」の投稿にハッシュタグを含めたとすると、そのハッシュタグ検索で記事を読めるのは私の友だちに限定される。
〔日本版〕 Facebookブログによると、今回導入されるハッシュタグの機能は次のようなものという。
• 検索窓からの検索。たとえば#NBAFinalsのように入力して検索できる。
• Instagramなど他のサービスのハッシュタグをクリックできる。
• ハッシュタグ検索結果やハッシュタグ・フィードから直接あらたな投稿ができる。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)