Facebookがアメリカ・カナダの行方不明児童捜索事業に協力、公的アラートを拡張

合衆国やカナダでは、ユーザが住んでいる地域で子どもが行方不明になると、携帯電話やスマートフォンのほとんどの機種で、AMBER alertが表示される。それは、電話機を買ったときから内蔵されている機能だ。

しかしFacebookは、そのシステムをもっと役に立つものにしたい、と考えた。そして今日(米国時間1/13)から、それをトライする。

今日からは、地域で子どもが行方不明になると、モバイルのFacebookのニューズフィードにもAMBER alertが載る。

なぜそんなことをするのか? 内蔵のAMBER alert機能で十分じゃないか。しかしFacebookは、それがユーザの目に触れる機会をもっと多くしたいのだ。

内蔵のAMBER alertアプリでは、表示されるメッセージが短いから、せいぜい、子どもを乗せていった車のナンバーとか車種の情報ぐらいしかお知らせできない。

たとえば、こんなふうに:

Facebookのやり方なら、子どもを助けるために役に立つと思われる情報をなんでも載せられる。車の写真や、そのときの状況を示す写真や文章も載せられる。

残念なことに、内蔵AMBRERアプリと違って、Facebookのアラートはロック画面に表示されない。

Facebookのこの新しいサービスは、児童捜索の公的機関National Center for Missing and Exploited Childrenとのパートナーシップで行われ、2011年に結ばれたパートナーシップの拡張でもある。でも、その最初のパートナーシップには、ユーザがオプトインしないと有効にならない、という制約があった。

この記事は一応、以上で終わりだけど、行方不明の子どもを探すという重要な、しかも由緒正しい事業だから、ささやかな協力をしておきたい。

上の写真の少女Myra Lewisは、2014年の3月に行方不明になった。彼女を見かけた人は、詳しい情報をここで知るか、または、911に電話を。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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