ソーシャルとコミュニケーションのハブになるという目標を目指すため、Facebookはスポーツ分野に注力すると発表した。この新機能でユーザーはスポーツの試合とそれに関連する話題をフォローすることができるようになる。
「Facebook Sports Stadium 」は、Facebookのソーシャル・ネットワークの中で各試合のニュースを揃え、それに対するFacebookの友達、アナリストや専門家のコメントを見たり、他の試合や試合情報を確認したりできる場だ。ESPNと他の試合結果サイトがソーシャルに合わさったような感じだ。スポーツはそもそもソーシャルネット上で最も良く話題にされている題材であり、スポーツの要素を全てソーシャル上に持ってくることで、Facebookはユーザーのエンゲージメントを高め、そこから利益を得たい考えだ。Facebookは特にライブイベントに注目している。
Twitterは15億人の月間ユーザーがいるとしているが、Facebookのリーチの広さには敵わない。だが、140文字の制限と時系列で素早くアップデートされる機能のおかげで、ライブ・イベントをオンラインでフォローするには効果的な方法であると言える。Snapchatもスポーツ関連のイベントをLive Stories機能で伝えている。Facebookのタイムラインはそれらに比べると、リアルタイムに向いているとは言えないだろう。そこでSports Stadiumはスポーツを軸にそのギャップを埋めるためのデザインになっている。
この機能はまずアメリカで利用可能となり、アメフトの試合を特集する。今はFacebookのiOSアプリユーザーのみが利用できるが、Facebookは「世界中のバスケ、サッカーなどのスポーツにも直に対応します」とし、他のプラットフォームへの機能展開も「今後数週間内に対応します」とした。
Facebookは現時点でユーザーにこの機能を無理やり押し付けるつもりはないようだ。今のところこの機能にアクセスできるユーザーでも、試合を検索しないとFacebook Sports Stadiumを見つけることはできないが、Facebookは今後見つけやすく、アクセスしやすくする計画だ。
「スポーツは世界的にも関心が高いイベントで、世界中の人々をつなげる話題です。このプロダクトはスポーツでつながる人々の関係をより楽しく、没頭できるようにします。今後もフィードバックに耳を傾けて機能改善を行っていきます」とFacebookはブログ投稿で伝えた。
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