防水加工がされ、ステレオスピーカーを搭載し、最新カメラを搭載していることは知っている(なぜなら、今朝Appleが間違ってツイートしていからだ)。Appleは最新のiPhoneを「公式」に発表した。この夏に噂されていたことが大体合っていたようだ。
デザイン
ボディーはiPhone 6sと比較的似ているが、ピカピカしている!Appleは、ロボットを使ってアルミのボディーを回転させながら、砂の中を通し、一瞬にしてこのツヤを出しているという。Appleはこれを「Jet Black」と呼び、ステンレススチールのAppleロゴを掲げ、ガラスディスプレイとボディーは継ぎ目なく一体化している。
新たに「ブラック」モデルが誕生した。そして、このモデルのAppleロゴは黒い。通常のゴールド、ローズゴールド、シルバーも購入可能だ。
「ブラック」モデルはマットなものと、光沢があるもののの2つある。
ホームボタン
このホームボタンは、Macのトラックパッドと同じTapticエンジンを搭載する。実際にクリックしていないが、クリックしているように感じる。
防水、防塵加工
新型iPhoneは、これまでのどのiPhoneより耐久性が高い。少なくとも水没やほこりの汚れに対して強い。新型iPhoneは、シャワーに持って入れるほどではないが、プール(ありがちな意味でいうとトイレ)に短時間落としたとしても大丈夫というIP67の保護等級を満たしている。
カメラ
新型iPhoneは光学手ぶれ補正を搭載し、3倍長い露出が可能となる。iPhone 7のカメラには6つの構成要素からなる1.8口径レンズ、従来の60%速い12メガピクセルセンサー、50%多く光を放出するLEDが4つ入ったフラッシュを搭載。さらにiPhone 6sの前面カメラは5メガピクセルだったが、iPhone 7では7メガピクセルカメラとなる。
この夏ずっと噂されていたデュアルレンズカメラを期待していた人は落胆しただろうか?
iPhone 7 Plusを見てみよう!これには2つの12メガピクセルカメラを背面に搭載する。このデュアルレンズは、さらなる広角と望遠の両方を可能とする。1つのレンズが1倍ズームを、もう一方が2倍ズームを行う。
ユーザーはシンプルに、カメラアプリの画面をタップすると2倍ズームすることができる。タップした場所に自動でフォーカスする。2倍ズームの先はデジタルズームで対応する。iPhone 7 Plusでは最大10倍まで、ズームが可能となる。
デュアルレンズカメラと搭載予定の「ポートレート」機能では、デジタル一眼レフ並みのボケ、あるいは浅い被写界深度を得ることができる(ハイエンドのカメラで誰かのポートレートを撮影する時にできる、人物の背景の空間のことだ)。
オーディオとディスプレイ
ディスプレイは特に大きなニュースはないので、先にお伝えしよう。新型iPhoneのディスプレイは25%明るく、色の幅が広く、3D Touchは引き続き対応している。
次に本命の情報を。
この新型iPhoneはステレオスピーカーを搭載し、そして3.5mmヘッドフォンジャックはないということが確認された。代わりにEarpodはライトニングポートから接続できる。ライトニング対応のEarpodは箱に同梱され、ヘッドフォンに激しくお金をかけている人でも引き続きヘッドフォンを使える、3.5mmのアダプターも同梱される。
簡単に言えば、Appleはタップティックエンジンやデュアルレンズカメラを搭載する場所が必要で、3.5mmポートをどかす必要があった。そしてライトニングポートのように多様な用途で使えるもの集約したのだ。
さらに重要なのは、Appleにはワイヤレスで使えるAirPodを発表したことだ。
AirPodは赤外線センサーで耳に装着されているかを検知し、装着されている時にだけ音楽を再生する。設定手順も超簡単だ。AirPodを1回iPhoneと連携させれば、AirPodsはiCloudから他のデバイスまで瞬時に同期する。そこからは何もする必要はない。
AirPodをダブルタップするとSiriが起動し、1回の充電で5時間音楽を再生できる。
これはApple初のワイヤレスチップW1のおかげで実現した。新しいBeatsのワイヤレスヘッドフォンにも搭載される。iPhone7に同梱されるかは明示していない(iPhoneにはライトニングベースのEarPodが同梱される予定なので、AirPodが入る可能性は低そうだ)。
Apple Pay
新型iPhoneの最大のニュースは日本で使用されているNFC技術、Felicaに対応することだ。日本はモバイルペイメントが進んだ国で、そこでAppleがApple Payを展開することは、モバイル決済の領域で大きく進展することを意味する。
パフォーマンス
これまで全ての新型iPhoneは、新しいプロセッサーを搭載してきたが、iPhone 7でもそれは同じだ。新しいA10 Fusionは4つのコアCPUを持つ。2つの高パフォーマンスCPUコア(それぞれA9チップより40%速い)、そしてバッテリーを長持ちさせるため、通常の5分の1の電力で動く2つの高効率コアだ。
新しいパフォーマンスコントローラが、どのアプリをどのコアで処理するかを判別する。
さらに重要なのは、新型iPhoneはこれまでのiPhoneに比べて最も長いバッテリー時間を実現していることだ。
平均でiPhone 6sよりiPhone 7の方が2時間長く使うことができる。iPhone6s PlusよりiPhone 7 Plusは1時間長くなる。
使用用途ごとの1時間のバッテリー使用率はこの画像の通りだ。
価格と出荷時期
これらのiPhoneは以前のモデルほど同じ価格帯だが、ストレージ容量は大きくなる。16GBモデルはなくなり、32GB、128GB、256GBから選べる。アンロッック版iPhone 7 は649ドルからで、iPhone 7 Plusは769ドルからだ。
iPhone SEは16GBモデルのみとなり、iPhone 6S、iPhone 6S plusも32GBからの提供となる。事前注文は金曜日から始まり、9月16日から店舗で購入可能となる。
AirPodは159ドルで、10月から入手可能となる。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)