Flybrixは、LEGOで翼を作る。
このサンフランシスコのスタートアップは、14歳以上の子供向けに開発したドローン製作キットを今日から販売を開始する。キットの中には、LEGOブロック、はんだごてで取り付ける必要のないアームにモーター、他の既製品パーツ、Flybrixの特製パーツが入っている。
組み立てたFriybrixのドローンは軽量で、屋内での飛行を意図したものだ。Bluetooth経由でiOSかAndroidのスマホアプリから飛行をコントロールすることができる。あるいは、Flybrixでマニュアルのコントローラを購入し、操作に使うことも可能だ。
Flybrixのドローンの特徴は「墜落に強い」ことだ。子供達が違うデザインを試したり、飛行の練習をしたりするのに何回でも組み立て直すことができる。
Flybrixの共同ファウンダーAmir Hirsch、Robb Walters、Holly Kasunはティーネイジャーや保護者の監督のもと、さらに小さい子供達にも幾何学、空気力学、電気工学に興味を持つきっかけを提供したいと考えている。
Flybrixは2005年に創業し、サンフランシスコでハードウェアスタートアップを輩出するLemnos Labsでテクノロジーを開発してきた。
Flybrixは自社のウェブサイトからコンシューマーに直接ドローンを販売する。入門版のベーシックキットは149ドルで、デラックスキットは189ドルだ。今注文するとすぐに発送され、学校が始まるタイミングくらいには到着する。ホリデーシーズンにも十分間に合う時期だ。
ベーシックキットにはおよそ40パーツが含まれていて、小型のクワッドコプターを製作するための説明書が同梱されている。組み立ては15分程度でできる。デラックスキットはもう少し複雑なモデル、ゲーム要素を含みアイディアが必要だ。子供達はベーシックなデザインを修正し、そのドローンをどのように製作できるかを考える必要がある。
Flybrixのチーフ・プレイ・オフィサーを務めるHolly Kasunは、同社はLEGOの公式パートナーではないものの、LEGOに同社のビジネスを知らせたという。LEGOでドローン作りを体験したティーンは、この巨大なおもちゃ会社が出している他のSTEM関連製品、例えばLEGO Mindstormsキットなどを試すことにも意欲的になることを期待しているという。
KusanはLEGOブロックは、継続的に製造され、どこでも入手可能なため、子供達だけが作品を作るために使っているのではないと話す。機械技師やロボットエンジニアも研究所でプロトタイプを製作したり、デザインをしたりするのにこれまでも長い間使用されてきた。
Flybrixの共同ファウンダーであるAmir Hirschは、MITで数学や電気工学の分野で3つの学位を収めている。彼もまた研究室でLEGOブロックを使用した経験があり、その経験がFlybrixを創業するきっかけになったとKasunは話す。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)