飛行機相乗りスタートアップのFlytenowは今日(米国時間12/22)、サービスの終了を発表した。裁判所が最近、商用航空運行に該当するか(しないか)を決定するFAAの権力を支持する決定を下したためだ。
Flytenowは、自家用操縦士と、一緒に乗りたい人々を結びつけようとした。しかし開始当初から、FlytenowやAirpooler等の類似のスタートアップは、多くの困難に遭遇した。
FAA(連邦航空局)は、自家用操縦士はフライトを宣伝して報酬を受け取ることができないと言い続けてきた。わずかな例外(例えば、誰かと同じ 会議に出席するために飛ぶ場合は、費用を折半できる)はあるが、FAAは、どこかへ飛ぶ予定があり燃料費を分担したい、と宣伝することさえできないと常に言っている。
昨年、FAAは規制を再検討し、その立場を変えなかった。そこでFlytenowは規制の見直しを求め、裁判所は先週これらの規則を基本的に支持した。自家用操縦士の免許しか持たない者は、Flytenowのようなサービスで飛行経費を分担したいと宣伝することができない。,
これでFlytenowのようなサービスはほぼ行き詰まった。Uber等の乗り合いサービスは事実上あらゆる都市に乗り込んでいて、現地の規制が運行を認めてない場合すらある。FAAがこれを許さないのは驚きではない。Flytenowチームはこの決定を上訴する計画だと言っているが、飛行機相乗りに関するFAAの規則が破壊される可能性は当分ありそうにない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)