Google、ニュース出版社との収益分配を計画中との報道

Googleはニュース配信社と収益分配する準備を進めているとFinancial Timesが報じた。Googleの個人データの宝庫と機械学習アルゴリズムを組み合わせることでニュース配信数の拡大と定期購読者ベースの維持をはかる。

Googleはニュース購読者を一人連れてくるたびに、30%の紹介料を受け取る。条件はGoogleがAdSenseビジネスで伝統的広告主と結んでいる契約と似たものになるだろうと記事は伝えている。

アップデート 1:27pm PT: Googleは、30%の紹介料とは真実ではなく収益面の結論はまだ出ていないと言った。さらに広報担当者は、収益分配は出版社側に有利で非常に寛容な条件になると付け加えた。

このニュースに先立ち、今月Googleは、New York TimesやWall Street Journal、Financial Times等の有料ニュースサイトが購読者を集めやすくするしくみを発表した。その中で出版社はGoogle検索経由で無料アクセスできる記事の上限を決められるオプションを与えられている。これまでGoogleは1日3本以上の無料記事を出版社に要求していた。

デジタルニュース会社の暮らしを楽にしようとしているのはGoogleだけではない。先週Facebookはインスタントアーティクルの定期購読を促進するテストを開始した。この新しい取り組みでFacebookは、10本以上の記事を無料で読者に提供することを要求している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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