Googleからまた中国関連のニュースが出た。Googleは中国のテクノロジーの巨人、Tencent(騰訊)と特許に関するクロスライセンス契約を結んだことを発表した。
契約の詳細は明かされていないがTencentは時価総額5000億ドルの巨大企業であり、Googleではこの契約は「広汎なプロダクトとテクノロジーが含まれる長期的なもの」としている。両社は今後もイノベーションとテクノロジーに関して協力していくことを約束した。
Googleの特許部門の責任者、Mike Leeは「われわれはTencentと特許に関するクロスライセンス契約を結んだことを報告する。両社がこのような協力で合意できたことは喜ばしい。このような協力によりテクノロジー企業はユーザーのためのプロダクトとサービスの改良に努力を集中することができる」と声明で述べた。
Googleの主要事業である検索サービスは中国で依然としてブロックされているが、Googleはそれ以外の分野で中国との関係を深める一連の行動を取ってきた。昨年12月にGoogleは北京にAIラボを開設している。Googleが最初にこのような施設を中国に設けたのは、 深センの施設だが、最近ではスポーツ・ストリーミングの Chushou(触手)に投資している。
Tencent側にとっても今回の契約はグローバル企業に発展する上で重要なステップとなる。同社は長く中国最大の企業の一つであり、巨大かつ高収益のゲーム・ビジネス、圧倒的な規模のWeChatサービスなどをベースに、昨年は世界的な存在に向けてSnap、Tesla、Spotifyなどに大型の投資を行っている。
画像:Bloomberg/Getty Images
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)