Google、知識グラフを改善して比較やフィルターにも活用。モバイルにはカードやクロスプラットフォーム通知を追加

明日(米国時間9/27)15周年を迎えるGoogleは、記念日にふさわしく、いくつかの新機能をGoogle検索に加えることを発表した。例えば、モバイル検索のインターフェースは、デザインが変更されてカード形式になり「求めている答えに集中できる」ようになる。

その「答え」も改善されるとGoogleは言う。Googleは知識グラフを活用することによって、単なるリンクではない「答え」を提供するよう努めてきたが、今日のアップデートによって、知識グラフを「比較」にも利用するようになる。例えばオリーブ油とバターの栄養価を比べたいなら、Google検索が比較チャートと詳細データを表示してくれる。犬の種類や天体等、他のことがらについても同様だ。Googleは今後この機能をさらに拡大していくと言っている。

さらにこのアップデートによって、知識グラフを使って結果をフィルターできるようになった。例えば、「印象派芸術家について教えて」とGoogleに尋ねると、どんな芸術家がいるかを表示し、結果ページトップの新しいバーから、さらに詳しい情報を見たり、抽象派について調べたりできるようになる。

モバイルでは、リマインダーを音声で設定したり、デバイス間で簡単に同期できるようになる。「OK Google、Safewayでバターを買うことを知らせてくれ」とNexsusタブレットに言っておくと、iPhoneを持って店に入った時にリマインダーが起動される。これを可能にするためにGoogleは、iPhoneおよびiPadの新しい検索アプリを近々公開する予定だ。

通知機能に関して、GoogleがiPhoneアプリにプッシュ通知を追加したことも注目に値する。これでようやくAppleプラットフォームでも、Google Nowが役に立つようになる。

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(翻訳:Nob Takahashi)


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TechCrunch Japan

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