Googleがその、非営利団体のための一連のサービスを初めてアジアに持ち込み、同社が選んだ地域の団体がそのサービスを利用して、自分たちの活動への認知度の向上努力や新しい寄付者の募集運動を、インターネットからできるようになった。
Google For NonProfitsと呼ばれるその事業を、これからは香港とインドと、インドネシア、マカオ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、そしてベトナムの団体が利用できる。Googleが申し込みを受け入れた団体には、AdWordsの広告枠が無料で提供され、YouTubeでは特別ブランドとして優遇され、そしてGmail、Calendar、DocsなどGoogle Apps生産性アプリケーションのカスタムバージョンを使用できる。
また企業ユーザはGoogle Earth ProとMaps APIのライセンスが無料になり、団体はGoogleの資金調達プラットホームOne Todayを資金集めのために利用できる。
“アジアの諸団体との継続的パートナーシップの開始を、これ以上先延ばしすることはできない。非営利団体がこれらのツールを使って新しい寄付者やボランティアを見つけ、活動の効率を上げ、支援者たちのアクションを誘導できることを、期待したい”、とGoogleのブログ記事は述べている。
今週の初めにGoogleは、アジアにおけるサーバの能力を拡大するための努力の一環として、シンガポールのデータセンターを拡張することを発表した。