Googleが今日(米国時間3/15)、同社のTransparency Report(透明性レポート)に「HTTPS」という新しい節を加え、同社全体と、同社以外の主要サービスの暗号化の状況を報告している。
それによると、Googleのサーバーへのリクエストの75%以上が、今や暗号化された接続(HTTPS接続)を使っている(ただしYouTubeへのトラフィックはこのレポートに含まれていない)。
Googleのプロダクト別では、GmailとGoogle DriveがHTTPS接続の利用への移行ではトップで、両サービスはデフォルトでHTTPSを使用している。
MapsとGoogleの広告プロダクトも75%を超えているが、それに対してGoogle NewsとGoogle Financeはまだ後れている。
同社によると、暗号化されていないトラフィックは、その95%以上がモバイルからだ。“残念ながらこれらのデバイスは今後アップデートされないし、暗号化をサポートしないだろう”、*と同社は言っているが、これらの比率の、デバイス別やオペレーティングシステム別の分類はない。〔*: 日本語ページ原文: “残念ながら、こうした端末はアップデートの対象外となっており、今後も暗号化に対応することはありません。 ”〕
このレポートはほとんどGoogle自身のサービスに関するデータだが、例外的にTop 100 non-Google sites on the Internet(トップサイトでのHTTPSへの対応)というページで、他社サービスを取り上げている。Googleによるとこれらトップ100のWebサイトは、Webのグローバルな全トラフィックの約25%を占める。Googleが作成したリストによると、暗号化をまったくしていないサイトが意外と多い(rakuten, amazonaws, …)が、幸いにも(?)、世界で最大人気のアダルトビデオチャットのサイトはいずれも暗号化をサポートしている。