GoogleがWebアプリケーションサーバTalariaを買収してCloud Platformを強化

“JITベースのランタイムによる動的なWebアプリケーションサーバ”を売りものとするTalariaが、Googleに買収されたと発表した。TalariaのチームはGoogleのCloud Platformのチームに加わる。同社はオフィスがパロアルトにあるが、これまではほとんど無名の会社だった。同社をAustin Robisonらが創業したのは2011年で、Googleが買収したときもまだ非公開ベータだったようだ。

Googleの広報も買収を確認した: “Talariaのチームが開発した最先端の技術によりWebサイトの構築と稼働がより効率的になり、とりわけ弊社のGoogle Cloud Platformsのチームにとって同社は、貴重な技術および人材である”。

Talariaは同社のサーバについて長期的には大きなヴィジョンを持っているようだが、現状ではPHPだけをサポートし、その上でデベロッパはWordPressやDrupalのようなアプリケーションを動かせる。同社のサーバを使うと、アプリケーションのコードはそのままで、“より少ない台数でより多くのユーザを扱える”、という。また、“自分の好きな生産性の高い言語を使えるが、スケーラビリティとパフォーマンスはコンパイル言語並になる”、とも。

これは言うまでもなくGoogleのCloud Platformにとっても大歓迎だ。Talariaの発表声明には、“彼らが自分たちのサイトを今後よりベターにしていくのを手伝う”、という意味のことが書かれている。

以下がTalariaの発表声明の全文だ:

Talariaで私たちは、現代的なWebサイトとWebアプリケーションを構築し動かす方法の改良を目指しました。過去2年間、私たちはWeb上でもっとも人気の高いサイトの一部で使われることによって、その技術を実証しました。今回、GoogleのCloud Platformチームに加わることにより、Webサイトの構築と稼働において、さらに多くのデベロッパを支援していけるものと確信します。

私たちをここまで育てていただいたみなさまに感謝します。私たちを支えた投資家とアドバイザーのみなさまは、好悪両時にわたってご支援いただきました。ベータのお客様は私たちをプッシュし、タイヤを蹴り上げ、またご自分の会社に温かく迎えてくださいました。そして最後に、私たちの友人と家族は、私たちが多忙である間、彼らが当然受け取るべき十分な注意と時間を得ることがありませんでした。

これからGoogleのCloud Platformと協働できることを、たいへん嬉しく思います。

Talariaのチームより

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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