今日(米国時間8/5)、Samsungは今後Androidデバイス向けのセキュリティー・パッチを「毎月1回程度」リリースしていくことを 発表した。 Samsungに加えてGoogleもNexusデバイスについて同様の発表を行った。Samsung、Google共に、このセキュリティー・パッチをセルラー無線網を通じて(OTA)配布する。
現在、GoogleはAndroidメーカーに対して毎月セキュリティー・アップデートを提供している。しかしこれらのパッチが各メーカーのアップデートとしてユーザーに届くまでには非常に長い時間がかかていた。今後、NexusとSamsungのユーザーはセキュリティー・アップデートを入手するまでの時間が大幅に短縮される。またGoogleはAndroidオープン・ソース・プロジェクトを通じてこれらのパッチを公開していくという。
Googleの最初のOTAアップデートは最近発見された致命的なlibStageFright脆弱性を改修する。この脆弱性はビデオメッセージを送りつけるだけでAndroidデバイスをリモートで乗っ取ることができるため強い懸念を呼んでいる。
OTAでセキュリティー・アップデートを受け取れるNexusデバイスは、Nexus 4、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 7、Nexus 9、Nexus 10、Nexus Playerだ。最初のアップデートは今日から公開が開始される。
Googleによれば、Nexusデバイスに対してOSのメジャー・アップデートを提供する期間は2年、セキュリティー・パッチを提供する期間は「デバイスの一般公開から3年、またはGoogle Storeでの販売が終了してから18ヶ月」だということだ。
一方、Samsungのプログラムはまだ具体的な内容が不明だ。Samsungによれば、「われわれは現在キャリヤ、パートナーと協議中であり、近く具体的な内容、時期を発表する」とのこと。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)