今日(米国時間3/25)サンフランシスコで開催されたGoogleのクラウドプラットフォーム・イベントで、ほとんどすべてのクラウド・サービスの料金の大幅値下げが発表された。また料金体系の簡素化や自動的に適用される長期利用割引などの新しいシステムも導入された。
Google Compute Engineは上の表のように、すべてのサイズ、リージョン、クラスで32%料金が引き下げられた。App Engineの料金も30%引き下げられ、料金体系の簡素化が図られた。
クラウド・ストレージの料金は68%値下げされて1GBあたり月額0.026ドル、DRAストレージの場合は1GBあたり0.02ドルとなった。Googleによれば、この料金は4500TBを専有するユーザーに適用されたいた大口割引よりもさらに安いという。
今日はクラウドSQLやクラウドDBなど、他のクラウド・ストレージの料金についての値下げ発表はなかったが、おそらく近日中にこれらも値下げされるか、あるいは今回値下げされたストレージに統一されるだろう。
長期利用割引を考慮に入れなくても新料金は多くのライバルより安い。予約インスタンスなど一部ではAmazonのEC2の料金をも下回るものとなった。
【中略】
これまでGoogle、Amazon、Microsoftは互いに相手の動向をうかがってクラウドサービスの料金を決めてきた。Googleの大幅値下げ攻勢で、これらライバルも値下げに動くことになるだろう。Amazonは今週サンフランシスコでAWS Summitカンファレンスを開催するが、どういう発表があるか注目だ。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)