Googleのストリートビュー、新技を使ってアマゾン熱帯雨林の不思議を世界に紹介中

アマゾンのジャングルを自在に動きまわってみたいなどと考えたことはないだろうか。そんな人をGoogleが支援してくれることになったらしい。ただし、バーチャル世界での話ではある。

Googleが新たな世界を見せてくれるのはストリートビュー上での話だ。ストリートビューは以前からとても面白いサービスで、あちこち見て回ればつい時間のたつのを忘れてしまうサービスでもある。Googleは2012年以来、アマゾンの熱帯雨林をストリートビューの世界に登場させている。そのアマゾンの風景をさらに迫力あるものとするため、カメラをジップラインに載せて撮影したのだ。

撮影はAmazonas Sustainable Foundation (FAS)のサポートを受けて行ったものだ。BBCの記事によると、木の上から地面に向けて、時速100kmものスピードでカメラが移動することもあったのだそうだ。

できあがった360度の景観は、まさにインターネット時代の幸せを感じさせてくれるものに仕上がっている。

Googleの提供するバーチャルツアーを通じて、林床から林冠へとたどり、すばらしい風景を眺めることができる。なお、Rio AripuanãおよびRio Mariepauáの両河川については、川の上をずっと辿っていき、先住民部落の様子などを見ることもできる。

Googleによると、FASは「地域の人々や熱帯雨林、河川の様子を映し出すことにより、世界の人々の関心を高めて、環境保全への支援を取り付けたい」と考えているそうだ。

この新しいGoogle Tourはこちらから体験することができる。

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(翻訳:Maeda, H


投稿者:

TechCrunch Japan

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