Googleの知識グラフが、個々の検索結果にも利用され始めた

Googleの知識グラフが検索結果そのものに組み込まれているようだ。同社が今日(米国時間1/22)発表した。公式Search Blogの記事でGoogleは、検索結果のリンク横に表示された名前をクリックすることによって、探している話題についてより多くを学べるようになると説明している。

この新しい情報ウィジェットは、今のところデスクトップ検索にのみ登場する。

提供された例では、”Civil War battles” の検索結果に小さなリンクが付加され、クリックするとそのページの話題を要約したドロップダウンボックスが現れる。上の画像は、”Civil War Trust” という追加リンクをクリックして、参照されている非営利団体についての一行説明が設立年月日と共に表示されたところだ。

新しいリンクは小さくて色もグレイなので検索体験に大きな影響を与えない。これらのリンクは大きくて青色のリンクの下、サイトURL(緑リンク)の横に表示される。

この追加情報は、「ネット上で有名であると広く認められた」サイトについてのみ提供さる、とGoogleは言っている。つまり、Google検索結果の10ページ目で見つかった誰かのブログが同じ扱いを受ける可能性は低い。

追加される情報は、Googleの知識グラフに基づいている。知識グラフは去る2012年に、検索インデクス中の人や場所やモノを理解することで、Google検索がより賢くなるための方法として導入された

それ以来、知識グラフはGoogle検索のほぼあらゆる側面に関わっている。Googleトレンドモバイル用カード型インターフェース統計を含む検索等数多くの場面に加え、検索結果の右側や時にはトップにも概略情報が出るようになった。

これまでのいくつかの知識グラフによる強化と同様に、新たなポップアップ情報は検索結果のクリック率に影響を与えるかもしれない。例えば、概要を知りたいあるいは急いで確認したいだけのユーザーなら、ポップアップだけで用が足りることもある。しかしGoogleはこれを、検索結果の一覧から正しい青色リンクを選ぶ手助けをするためであり、クリックしないためではないと主張している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook