Googleは、オースチンにおける自動運転車のテストを開始する旨、6月にアナウンスしていた。そして今回のテストは、内容的にも進化したものとなるらしい。テスト環境となるテキサス州は、自動運転車を法律で認める5番目の州となる。
Googleによると、今回のテストで用いる2人乗りGoogle Carには、安全ドライバーは乗車しないのだそうだ。
各都市にはそれぞれケアしなければならない事情があるもので、記者会見などでもその点が話題にのぼることは多い。オースチンでは「飛び出してくる鹿に対応できるのか」という話が出たらしい。
Googleの自動運転車部門のビジネスオペレーション部門のトップであるJennifer Haroonは「問題ありません」と述べたとのこと。
問題ないのなら良かった。おそらくは鹿が飛び出してきても、その鹿を避けて走ることができるんだろう。こうした話題がのぼるということは、オースチン市民はきっと鹿のことが大好きなんだろう。それも良い話だ。
なお、これまでGoogleの自動運転車は、公道を走る際には安全ドライバー(英語ではsafety humanという)が同乗していた。つまり人の力で路上の物体(鹿など)を避けることができていたわけだ。また、安全ドライバーが空腹を感じたり(もしかするとドライブスルーのテスト?)したときにはマクドナルドに立ち寄ったりすることもあった。オースチンでは人の乗っていない、「本当の自動運転車」を目にすることができるようになるわけだ。
NOTE:もしかして鹿がテスト車に乗り込んで運転しているように見えたりするケースに遭遇したら、直ちに写真を撮ってtips@techcrunch.comに送ってほしい。
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(翻訳:Maeda, H)