Googleはこれまで相当長く、安価で超使いやすいCardboard製品によって、仮想現実の大衆化に努めてきた。またVRのコンテンツ方面の努力としては、学校向けの仮想現実教材とも言えるGoogle Expeditionsで、重要な遺跡などを360度写真や3Dのシーンで児童生徒たちが体験できるようにしてきた。〔ardboard==ボール紙、expedition==探検旅行〕
Expeditionではたとえば、インドのタージマハルやローマのコロセウム、アメリカ建国の父アレクサンダー・ハミルトンが活躍した場所を歴訪、などなどを体験する。そして今日(米国時間7/19)は、そのためのExpeditionsアプリがリリースされ、CardboardやDaydreamヘッドセットとAndroidスマートフォンで、VR教材ツアーが学校の外へ一般公開されることになった。
Expeditionsはあくまでも教材を念頭に置いて作られているが、このスマホアプリは個人利用もできるから、その600近い探検旅行を誰もが体験できる。Wi-Fiがあればそれらのコンテンツにアクセスでき、ガイドさんが旅路を案内してくれる。
その体験をより充実するための工夫が二つある。空などの邪魔にならない場所に遺跡などの理解を助ける注解があること。そして、360度の圏域内に円マークを描いて、重要な箇所に注目させる機能だ。
アプリはAndroidのみだが、近いうちにiOSバージョンも出すとのこと。