Google ChromeのベースであるオープンソースのブラウザプロジェクトChromiumの本拠地Chromium.orgで目にとまったメッセージには、”Chromoting”アプリケーションをiOSデバイス向けに開発中だ、と書かれている。このアプリを使うと、iPhoneやiPadなどから自分のコンピュータをコントロールできる。Androidバージョンも昨年以来開発中だ、と報じられていた。
これらモバイル上のクライアントアプリケーションは、Googleがかなり前から手がけている画面共有とリモートアクセスのサービスChrome Remote Desktopの展開の一環だろう。これは2012年秋にベータを終えている。未だに全然騒がれないChromeアプリケーションだが、これを使うと自分のコンピュータをWeb上でセキュアに共有してリモートサポートをしてもらったり、あるいはほかのところから自分で自分のコンピュータに(アプリケーションやファイルシステムに)アクセスできる。
類似のプロフェッショナルなアプリケーションとしてLogMeInやTeamViewerなどがあるが、このChromeアプリケーションはChromeユーザならすぐに簡単に使えるし、しかも今のところ無料だ。
Chromium.orgで見つけた短い記事によると、iOS用の”Chromoting”モバイルクライアントは、まだ荒削りであり、当然ながらAndroid版に比べて相当開発が遅れている。
しかし少なくとも、iOS版を開発中であることは確かなようだ。Android版も、入手できることはできるが、公式のバイナリはまだなくて、どうしても今使いたい人は、ソースからコンパイルしなければならない。
機能の詳細や公式リリースの日程などはまだ分からないが、今Googleに現状と将来について問い合わせている。情報が得られ次第、この記事をアップデートしよう。
アップデート, 東部標準時1/17/14, 4:45 PM: Googleは詳細を明らかにせず、木で鼻をくくった: “Chromeの新しい機能はつねに実験中であり、とくにそれはDevチャネルで行われている。しかし現時点で発表できるものは何もない”。
情報をありがとう: 9to5Mac
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))