「Hey Google、‘誕生日’をフランス語で何て言う?」と尋ねると答えてくれるように、Googleアシスタントがその時々の翻訳ができるようになってしばらくたつ。
しかしこれは、異なる言語を話す人たちの実際の会話ではあまり役に立たない。そのため Googleは“Interpreter Mode(通訳モード)”と呼ぶものを導入しようとしている。
たとえば、もしあなたの言語が英語で、フランス語を話す人と会話したい場合、“Hey Google、フランス語の通訳者になって”と話しかけて通訳モードを起動する。
すると、双方向で通訳が行われる。英語で話して数秒するとGoogle Homeがあなたの話した内容をフランス語で繰り返す。相手が話すときは、そのフランス語は英語で繰り返される。この機能は開始にあたって27言語に対応する。
通訳モードはまずGoogle Homeスピーカーと、Google Home Hubのようなスマートディスプレイで使えるようになる。そしてスマートディスプレイには翻訳された内容がその場で表示される。
これは家庭では面白いトリックになりそうだが、 Googleは主に小売やカスタマーサービスなどの現場で役立つとみている。たとえば、ホテルのコンシェルジュ席にスマートディスプレイを置けば、世界中からの宿泊客をこれまで以上にサポートできるかもしれない。
Googleは今週、CESが開かれているラスベガスのいくつかのホテルで試験運用し、その後一般向けに展開するーしかしGoogleにありがちなことだが、明確なサービス開始日は明らかにしていない。
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(翻訳:Mizoguchi)