Google検索に新しいスニペット追加――ユーザーは何クリックか節約できる

Googleは検索結果に表示される強調スニペットに新しい機能を加えた。これまで長年検索結果のトップに置かれてきたスニペットにはGoogleがユーザーの検索に関連が高いと判断したテキストや画像が表示されていた。スニペットの目的はクリックを節約させるところにある。今日(米国時間8/16)、 Googleはある種の検索結果に単一の記事だけでなく検索の下位区分を提案するパネルを追加した。

Googleのブログによれば、このパネルが表示される典型的な例はQuartz Vs. Granite(石英vs花崗岩)だ。この検索を行うと、通常の強調スニペットに加えて、コスト、利点、重量、耐久性といった検索の下位区分が表示される。この表示内容はGoogleのアルゴリズムが検索内容を認識した結果に基づいて自動的に選択されている。

パネルを表示させるためにvsキーワードは必要ない。例えば、ユーザーがemergency fundsと入力しても同様のパネルが表示される。

今のところ、私の場合、モバイル版の検索でのみこのパネルを表示できる。しかしGoogleはこの機能を数日かけて順次公開していくとしているので、読者が実際にこのパネルを目にするようになるには多少時間がかかるかもしれない。パネルを表示させようといろいろな例を試してみたが、Googleが挙げていた例以外はうまくいかなかった。この点もユーザーによって異なる可能性がある。

Googleによれば、今日の発表は検索結果をさらに意味あるものにしていく努力の一環だという。さる2月に Googleは検索内容が複数の解釈を許す場合、複数の記事を表示する強調スニペットをスタートさせている。

画像:Michele Tantussi/Getty Images / Getty Images

〔日本版〕訳者の環境(デスクトップ、Chrome)ではGoogleの設定で言語=英語、地域=アメリカ合衆国を選定してquartz vs. graniteを検索すると強調記事と「他にこういう検索がされている」という提案がスニペット表示される。本記事で示された下位区分の提案はまだ表示されなかった。

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滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

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