Google検索のAndroidアプリに途切れがちなインターネット接続でも検索できる機能が加わる

google-shop121

インターネットの利用者が初めて世界の人口の半分を超えた今、Googleはそのサービスのアクセス性を改善しようとしている。それは、スペースが限られている安価なデバイスのためにアプリのサイズを小さくする、不安定で薄弱なインターネット接続のためにオフラインサポートを強化する、などの措置だ。

すでにYouTube, Google Maps, Google Translateなどは新興市場向けの機能を盛り込んでいるが、今日はGoogleという企業の旗艦アプリである検索のAndroidアプリに、オフラインで検索できる便利な機能が加わった。

…と言い切ってしまうと言い過ぎで、それは本物のオフライン検索ではなく、Googleが工夫したそれもどきだ。アプリは、オフラインのときでも検索を受け付け、そのクェリを保存し、接続が再開したらただちに結果をユーザーに届ける。Googleのブログ記事によると、地下鉄に乗ってるとか、田舎の山奥にいるなど、一時的にネットワークが使えないときにも、便利に感じるだろう、という。

“データ料金や電池寿命を気になさらないように。この機能は電池を消耗しませんし、検索結果ページの取り出しも素早いから、データ利用への影響はごくわずかです”、だそうだ。

この機能はGoogle検索アプリのAndroidバージョンだけだが、新しいインターネットユーザーが急増している振興市場ではAndroidがメインのオペレーティングシステムなので、妥当かもしれない。iOSバージョンが出るか、いつ出るか、などについてはまだ何も情報はない。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。