Google翻訳、カメラ入力(写真に撮って翻訳)対応言語をさらに拡大(日本語縦書にも対応済)

Android版Google翻訳の面白いところは、翻訳したい単語の写真を撮って、それを翻訳させることができる点にあると思う。Googleのアナウンスによると、この機能で新たに16言語がサポートされたのだそうだ。16言語とはブルガリア語、カタロニア語、デンマーク語、エストニア語、フィンランド語、クロアチア語、ハンガリー語、インドネシア語、アイスランド語、リトアニア語、ラトビア語、ノルウェー語、ルーマニア語、スロバキア語、スロベニア語、そしてスウェーデン語だ(訳注:日本語には縦書きも含め対応済)。

写真に撮ることで翻訳してしまう機能では、最初のリリースからチェコ語、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、そしてトルコ語など多様な言語をサポートしている。画像認識技術と機械翻訳技術を組み合わせて、このように膨大な言語群の翻訳機能を提供しているのだ。

尚、Google翻訳では最近フレーズブックが利用できるようになっている。よく使うフレーズを登録しておいて、後の必要なときに再利用するためのものだ。フレーズブックに記載した内容を何度も繰り返し利用すれば、記載した内容をGoogle翻訳が覚えこむことにも繋がる。

フレーズブックはGoogle翻訳アプリケーション内の星メニューをクリックすることで利用できる。星マークは通常「お気に入り」登録などのために利用されるが、Google翻訳アプリケーションではフレーズブックへの登録に利用されている。またGoogleにログインして利用している場合は、自動的にアカウント内での同期が行われ、Google翻訳のデスクトップ版にも、モバイルでの操作内容が反映されることとなる。

「よく使うフレーズをいろいろなデバイスで利用することで、何度か利用したはずの言葉の意味を見失ってしまうようなことがなくなります」とGoogleは言っている。

尚、今のところiOS版では写真から翻訳する機能は提供されていない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。